Ty HassyのProgressive Innovation

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人道に対する罪を犯した渡部建

 これまでは、日本の週刊誌が芸能人の不倫ネタばかりを取り上げているのに、いささかうんざりしておりましたが、今回の渡部建の所業は、これまでの不倫問題の次元を超えた信じられないほどの悪質さで、比較はできないけど、ある意味で、今全世界で大問題になっている、あのミネアポリスの黒人殺害事件と同質の悪質さを感じさせるものだと思いました。
 もちろん、佐々木希を裏切ったという最大の問題はありますが、それにもまして今回の件は不倫相手の女性に対するあまりにも、非人間的な扱い方が、常軌を逸していて、相手の人格を無視して、殆どモノ扱いしていることです。
 もちろん、それに応じてきた女性の方にも非が無い訳ではないとも思いますが、どういう状況であろうと、同じ人間同士として、相手の人格に対する最低限のレスペクトをもち、その人格を尊重する態度をとるのが、人間社会の大原則であるはずなのに、渡部健は、その人間としての最低限のルールを守らず、相手を完全にモノ扱いして、そのくせ、利害の絡む相手や社会に対してはとことん善人を演じて見せる、その狡猾さが、限りなく悪魔的であると思います。
 そういう意味で、あのミネアポリスの警官と通じる部分があると思いました。あのミネアポリス警官の行為がこれほどまでに世界中で問題に成っているのは、相手の人格と人間性を完全に無視しして、殆ど当然の如く動物扱いしているあの態度であり、その裏に潜む差別的な闇の深さなのです。徹底的に糾弾されるべきそのような非人間的な所業という意味では、渡部も全く同罪だと思います。
 ただ、大きな違いは、あの警官は殺人罪で裁かれて、罰せられますが、渡部健が法律的に罰せられることは無いということです。
 残念ながら、彼の所業は、刑事罰の対象にはなりませんが、明らかに人道に対する重大なる罪にあたると思います。
 今回の問題は単なる芸能人の不倫問題として片付けるべきでは絶対にないし、ましてや女性側の問題として渡部の非人間性を弁護するような意見は問題の深刻さを看過させるだけで、今問題と成っている人間相互のリスペクトの問題を考え直す機会を失う事になると思います。
 あのような非人間的な男は、徹底的に社会的制裁を受けるべきだと思います。